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◎日本の滝100選◎ 【落 差】90㍍ 【満足度】★★★★★ + ★★ 《北東北の秘瀑へ、一人旅》 の15つ目。 愛読書である滝ガイド本の著者であり、敬愛する写真家・北中先生が ひときわ感嘆したという、この滝。 今回の旅のメインイベントといっていい。 これを見ずして滝巡りの幕は下ろせない。 この日の夕方3時頃、早々に滝への駐車場に降り立つ。 近くに林業会社の事務所があるのだが、人の気配がなかったので 無断ではあるが、寝床としてテントを立てさせてもらう。 10㌔離れたコンビニまで走らせ、夕飯と翌日の朝飯を調達。 近くを流れる奥入瀬渓流のせせらぎを聞きながら、 ビールを飲み、お弁当をたいらげ、ひと眠り。 起きた頃には1点の光りもない暗闇。 とはいっても21時過ぎ。二度寝できず、夜涼みのドライブへ。 けれど、ただのビビリなのか、本能が危険と判断したのか、 また同じ場所で眠りたいとは思わず、5分ほどの距離にある「奥入瀬渓流館」へ移動。 自動販売機の光に安心感を抱きながら、車内で4時過ぎまで睡眠。 起床後、駐車場まで戻り、完全武装に入る。 だいぶ明るくなってきた5時過ぎ、軽トラに乗ったお爺ちゃんが近づいてきた。 地元の釣り人らしく10分ほど、熊の出没率や滝までの道のり話で談笑。 そして、釣りスポットまで同じ道を歩き、5分ほどで互いの健闘を祈り分かれる。 帰りのことを考え、クルマの乗せていた折り畳みの自転車を持ち込む案を実行。 1人になってからは最初のうち、立ちこぎで進めた。 全身を汗ばませながら、最初の分かれ道を過ぎると、さらに坂の角度がキツくなる。 澄んだ黄瀬川沿いの道からうっそうとした林道に変わる。 息も上がり、水分をこまめに補給し、黙々と自転車を押しながら上っていく。 東北という響きに熊の出没率が高まるイメージから 役に立ったのが、車内に入っていた防災ラジオのサイレン機能。 周囲を警戒する雰囲気の時には、スイッチを入れ、 森の中にけたたましいサイレン音を響かせる。 1㌔圏内に熊がいても確実に届く音である。 次の分かれ道に着くと、そこからは山道となり、自転車を置いて進む。 すぐに道を覆い尽くす笹ヤブを払いのけながら、踏み跡を探していく。 そして角度をつけてジグザグと沢に向かって下りていく。 2時間半をかけ、ついに ●滝に到着● 今までにない最高の達成感を感じつつ、 「着いた~!」と思わず叫ぶ。 たまりにたまった疲れを一瞬で忘れさせる、見事すぎるたたずまい。 切り立った岩壁から轟音をとともに清々しさも感じさせる音。 8時前に到着できた。 陽射しが滝に差し込み、白く色が飛ばないうちに撮影しまくる。 それから滝下で朝飯。最高のひととき。 山崎パンなのに、今までで一番うまいパンの味に感じるほどだ。 帰りはここまで持ってきた自転車に飛び乗り、 常時30㌔以上のスピードで駆け下りる。 その爽快感は、これまでの苦労を帳消しにしてくれた。 結局、行きも帰りも誰にも会わなかった。 さっそうと駐車場に戻ると、事務所のシャッターが開いていて、 1人のオジサンが子供を遊ばせている。 ゆっくりとこちらに近付いてきて、「ここでテントはダメよ」と軽く怒られる。 その後、炎天下の下、テントを片付け、 車内を整理してから世界遺産・白神山地へ。
by takiotoko
| 2007-08-14 13:40
| 青森県
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